ちょっちレイちゃん、その6

 これは私・・・・

 私を作っている形・・・・

 でも

 自分が自分でない感じ・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・・とてもヘン

 身体が溶けていく感じ

 私の形が消えていく・・・・・・

 私がわからなくなる

 私は・・・・・・・・誰?

 ・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・

 綾波・・・・・・・・レイ

 ・・・・・・・・・・頭が

 何も考えられない・・・・・考えきれない・・・・・・・・

 無気力

 動きたくない

 動けない

 身体が溶ける・・・・・・・・・内側から溶ける・・・・・視界が霞む・・・・・

 もうダメ・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・・・・・碇・・・・・・・・・・・・・ク・・・・・ン・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ぺちぺちぺち

「レイ、しっかりしなさい大丈夫なの?」

(・・・・・・・・頬に感触が・・・・・葛城三佐なの?)

「はい・・・・・・・」

「そう良かったわ」

(霞んでいた目がだんだんと見えてきたわ)

「まったくこれで何回目?」

(・・・・・葛城三佐の横で弐号機パイロットが腕を組んで立っていたわ・・・・・いらない。碇クンはどこなの?)

「ん〜〜そうね何回目かしら・・・・・確か五回目ね」

(葛城三佐が指を折り曲げて数えている・・・・・何が五回なのかしら?)

「ファ〜スト、長風呂はいいけどね。のぼせるまで入るんじゃないの、引きずりだすこっちの身にもなってよね」

(・・・・・・・・そう私はお風呂に入っていたのね・・・・・・・・お泊りに来たら必ず入るお風呂・・・・・碇クンのにおいがする・・・・・・・ぽっ」

「レイ、体中が真っ赤よ、よほどのぼせたのね。まるでタコみたいね」

「ぷぷっタコ!ファ〜ストがタコお似合いね」

(・・・・・・・・私はタコさんじゃないわ。葛城三佐は牛、弐号機パイロットは・・・・・・SALね)

 

 

「ミサトさん、アスカ〜綾波は大丈夫ですか?」

(碇クン!声はするけど姿が見えない・・・・・しくしく)

「ん〜〜〜〜大丈夫よ、まだ体は赤いけどね。シンちゃんも入ってくる〜〜?」

「えっ?い、いいですよ」

(扉の向こうから聞こえる碇クンの声、入って良いのに・・・・・・・・・入らないの?)

「ほら〜〜レイの体が火照っているわよん〜」

「な、何を言うんですか!」

(碇クン返事が高音になっている・・・・・・そう私の身体は火照っているわ・・・・・ぽっ)

「ミサト何言ってんのよ。シンジ!入ってきたら殺すわよ」

「わ、わかっているよ」

(弐号機パイロット余計な事を・・・・・・邪魔)

 

 

(お泊りに来たら必ず入るお風呂・・・ネルフのお風呂は嫌いだけど、ここのお風呂は好き・・・・・・・碇クンのにおいがするから・・・・・・ぽっ)


 レイちゃんのぼせちゃったのね、天然(^^)

 何故にそんなに長く入るのでしょうか?やっぱりシンジ君のにおいがお風呂に・・・・

 長風呂大好きレイちゃん、でものぼせるまで入っていたら体に毒かな(・・・・碇クンのにおいがするからいいの・・・・)

 こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


NEON GENESIS: EVANGELION ちょっちレイちゃん、その6